
タイトル | いのり |
作者 | 田村史郎 |
設置場所 | 仙台市青葉区 錦町公園 |
製作年 | 1994 |
説明板は下記の通り。
かの第二次世界大戦のさなか 1945年8月6日広島に 8月9日長崎にそれぞれ原子爆弾が投下され 一瞬にして20数万の市民のいのちが奪われました
また生き残った37万余人の被爆者も原爆の放射線による障害にて 一生苦しむことになりました
人類史上はじめて生じたこの悲しい惨さを 人間が生きている限り痛ましいこととして訴えつづけなけれはなりません
ここに県内の犠牲者を悼み このような核兵器は地球上から絶滅させ 世界永遠の平和を切に祈念して「いのり」を建立するものであります
1994年3月
宮城県原爆被害者の会
この少女は、純白の折鶴を抱えている。誰かが欠かさず供え続けているのだろう。ひざまづき、視線を落として見つめる先の未来を、私たちは守ることができるのだろうか。
田村史郎は1947年生まれ。舟越保武と同じ岩手県の一戸町出身。田村の父が舟越と親交があり、舟越の進めで田村は東京造形大学の一期生として入学。佐藤忠良や岩野勇三らに学ぶとともに、舟越のアトリエにも通う。卒業後は教員として母校の後進の指導にあたった。東京造形大学一期生は、笹戸千津子と同期にあたる。
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